久々におもしろい梅田望夫
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: 単行本
- 購入: 95人 クリック: 1,178回
- この商品を含むブログ (162件) を見る
書籍ではなく、インタビューネタ。
久々に読み応えのある梅田望夫さん(http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20090601/p1)の文章が読めた。これまでは主観的にネットについて語るだけだった梅田さんが、客観的に自分についてみつめているのがおもしろい。
梅田さんが頭のいい人、恵まれた人のことしか知らないのは、ちょっと頭のいい落ちこぼれならすぐにわかることだけど、それにちょっと悩んでいる感じの梅田さんが人間味があっていいなぁ。
梅田さんは才能を持ち得なかった人とか、一線にどうしても出ることができなかった人のことなんて、文字通り「知らない」んだろうなぁと思う。ホリエモンとか、渡辺千賀さんなんかは誰でもできることをやっただけという自負からの無視だけど、梅田さんは本気で存在自体をしってなさそう。
個人的には日本のウェブはバカと暇人のものでいいんだと思うよ。だって、頭のいい人なら英語ができるし、英語圏のウェブを使えばいいだけだもん。日本のウェブを使う必要性はまったくない。馬鹿でも考えればわかることなんだから、頭のいい人は普通にそうしているでしょう。ウェブならば日本語で発信する必要性すらないしね。
そうでなければ、2chに潜りこんで仲間を探しているんじゃないかな。日本は基本的に出る杭は打たれる文化だから、目立たないほうが得なのはわかりきっていることだし。ホリエモンの例が顕著。
しかし、この記事は岡田有花さんが書いたのかぁ。相変わらずいい記事を書く人だなぁ。本人が書いたものを含めて、ここ一年くらいの梅田さん関連の読みもの(将棋関連除く)ではいちばんおもしろいかもしれない。