BLを愛読している者としては物凄くよくわかる理論
物凄い自分が女子お笑いファンに持っていた、違和感について聞いてみる事にした。それは、「どうしてお笑いコンビは、コンビの残念な奴の方がモテるの?」「どうしてお笑いの舞台で男の子がイチャイチャしているだけなのが、女の子はあんなに好きなのか?」という、僕の偏見丸出しの考えについて「そんな事はない」という全否定をされる可能性も感じながら、聞いてみたのでした。
http://d.hatena.ne.jp/toronei/20090311/O
するとその答えが凄かった、「犬とか猫を見ている感覚なんですよ、女の子は男の子を下に見る習性がありますからね」と返されて、もう衝撃的でしたよ、というか異論はあるのかも知れないけど、僕は長年の疑問が一発で氷解しました。
長文引用失礼。連絡を受けた人の答えが秀逸すぎて笑った。女子中二病、女子高ニ病はいますぐ現代用語の基礎知識に入れるべき。ある種のBLを読んでいるときの感覚を見事にあらわしている。
ヤマシタトモコとか、西田東なんかの描くBLはストーリー重視だったりちょっと方向性が違ったりするけど、京山あつきとか、山田ユギの描くBLはまんまこの路線だよなぁ。二次創作としての801にはあんまり手を出していないけれども、BLを読んでいくなかでこういう作品を書く人たちが指示さているのは身をもって感じるところ。
となりの801ちゃん 3 限定版 (Next comics)
- 作者: 小島アジコ
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2008/07/17
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 89回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
さらに「となりの801ちゃん」で示されている結局すべては受けに通ずるもこれを証明している*1。普段強がっている男が、同性に攻められることで、弱さをみせるのがBLのおもしろさ。総受け本なんてその最たるもの。みんな強がっている男の弱い部分がみたいんだ。ホモ!ホモ!
「セブンデイズ」なんかを読んでいると、BLと百合に通じる部分もかなりみられたりもするんだけど、こういう受け攻めに関する部分については完全にBLだけの文化だと思う。かなりエロ方面にも突っ走った「少女セクト」にしてもBLみたいな受け攻めはなかったしなぁ(立ち位置としてはあったけれど)。
それじゃあ、女性が男性を攻めるエロマンガでもいいんでねぇのと思わないでもないんだけど、そうじゃないんだなぁ。不思議、不思議。米倉けんごなんかは女性でも好きな人が多いらしいですけども。ま、これから需要は増えるかもしんないですね。
801ちゃんを読んでいるとそこまでピンときませんが、id:orangestarさんのブログを読んでいると、801ちゃんがチベくんに惚れた理由がよくわかる。読んでいる限りではいい感じのカップルだよなぁ。末永くお幸せに。
*1:「モー様がみてる」(2巻 p84)、「煉獄」(2巻 p85)など