ジャンプはそろそろ世代交代をするべきだ。

次号の1号からは10周年記念の「NARUTO」のつながる背表紙企画がスタート。
ジャンプの看板作品に引き継がれていく企画、2009年も楽しませてもらえそうだ。

http://www.muhyojo.com/magazine/Syueisya/Weekly-Boys-Jump-0811-52/T-1.php

 おいおいそれは上手くないだろう。まだまだ物語が続いていくのが間違いなかった2006年末の「ONE PIECE」ならともかく、NARUTOは既に物語として完全な終盤にきているんだよ。人気的な意味ではなく、物語の展開的な意味で、来年一年連載が続くかどうかがわからない状態。
 NARUTOは本誌連載ではまさにクライマックスな状況なんだよ。昨今の連載をみていると、一年は続くかもしれないが、二年、三年はわからない。もう本当にこの流れで終わるしかない状況なんだよ。
 そこを人気があるからといって、無駄に連載を引き伸ばされたら嫌だなぁ。もうNARUTOにしても、BLEACHにしても終わるべきだよ。そんでもってONE PIECEも一緒にジャンプの看板から下りるくらいのがいいんじゃないか。
 
 これはあくまで個人的な感覚なのであっているかはわからないんだけど、昔のよかったときのジャンプの連載陣はこんな布陣だった印象がある。
 まず看板といわれる作品が3作前後あって、それが表紙とかを飾って雑誌連載を盛り上げてた(アニメ化もここ)。んで、それを追う中堅的と変化球的な作品がある。そんで大御所で、どっちかといえば子どもよりも中高生から大人向けの漫画が3作くらいある。
 結局、NARUTOBLEACHはもう終了させて、ONE PIECEは大御所枠に入るべきではないかと思う。そもそもいまのジャンプではこの大人向けの作品が少ないんだよ。昔はジョジョ森田まさのり先生なんかがこの枠を守っていた印象があるんだけど、いまだとこち亀くらいしかない。ちょっと前だとDEATH NOTEがこの枠だった。
 ONE PIECEは内容的にも十分に練り上げられているし、十分大人が読むに足りるおもしろさがある。長期連載だから新規の読者が入ってくることは難しい。人気があることと大看板であることが邪魔ではあるけれど、マジで今後10年くらいは連載が続きそうな状況からみていくと、このまま看板を続けていくと、連載が終了した際のダメージが大きすぎるのではないかと思う。
 どちらにしてもNARUTOBLEACHは終了しなきゃならない状態でしょう。どちらもこれ以上の展開を続けるにはクライマックスすぎる展開だし、このまま伸ばしてもいいことはない。そうなればONE PIECEだけ残り続けるよりは、表紙を飾る数を少なくしたり、わざと連載を雑誌の後半に持ってくるなどしてフェードアウトさせて、新しい看板作品を発掘したほうが将来的な展望を考えれば有意義なものになるんじゃないかと思う。
 まぁ、正直、二、三年はきつい状況に陥る可能性も高いけれども、これをしなければ三作が終わったときの傷が大きくなるだけだと思う。悪いことはいわない。まだまだおもしろいうちに終わっとけ。