STEINS;GATEをプレイしたので感想とか書いてみるよ。

STEINS;GATE

STEINS;GATE

・シュタゲをプレイしたよ。
・ブログだけど、twitterになれちゃってるんで、twitter風wで。こちらはネタバレありなので要注意。
・作品概要としてはタイムトラベルもののサウンドノベル。ゲームではないね。サウンドノベル
・やりつくされた感のあるタイムトラベルもののなかで、Dメールの使い方はおもしろかった。タイプリープやタイムトラベルは凡庸かなぁ。
・おもしろい作品だとは思う。ガチガチのSFものを期待すると、しっぺ返しをくらうだろうけど、緩いところを期待してプレイしていけばそこそこの出来。
・良くも悪くもギャルゲなのねといったイメージと、理系の未来を感じさせるwktk感が混ざり合う。
・出来によってはアニメのがおもしろくなるんじゃないかなぁ。個人的には欠点も多い。不満はないけど。
・これが7000円と考えたら、むーん。いい感じの小説を読んだほうが安いわな。
 
・前半はDメールで自由に改変を行ない、世界線を渡っていく話(chapter5まで)。後半は世界によって決定づけられた椎名まゆりの死にどうやって対抗していくかという話。
・前半については文句なしかなぁ。自分たちでつくった未来ガジェットがどんどん進化していって、未来を変えていくワクワク感が上手く表現されていたし、SELNやジョン・タイターなど未知の団体、単語などが期待を上手く煽っていった。
・ギャルゲの上手い部分だよね。日常パートの楽しさをこれだけ描いて、耐えうるのはギャルゲだからこそだと思う。
・前半は完全な一本道。通常の萌えと違ったSF的ガジェットのおもしろさを見せつつも、そちら側を求めるプレイヤーにもきっちり対応したのは見事。
 
・後半。不満点はこちら。前半に張った伏線を回収しなければいけないターン。
・前提として、好きなキャラは鈴羽、まゆり、ダル。他のジャンルならいらないんだけど、ギャルゲだとこれ書いとかないと、話が進まない。個別ルートがあるから。
・まず、鈴羽ルート。個人的にここがこのゲーム最大のクライマックス。
・まゆりの死とその連鎖+初めてのタイムリープジョン・タイターの正体+未来の真実+鈴羽との別れ+父親の発見+未来改変の失敗
・↑これだけの衝撃が順番にやってくる。特にまゆりの死の連鎖で衝撃を受けているところで、鈴羽イベントというのは強い。
・好きな人には申し訳ないけど、鈴羽ルート以降は蛇足に近い印象。「まゆりの死の回避」と「既に送ったDメールの削除」いう手の内がばれている上で、それに対する大喜利をしろといわれても、出てくる回答は限られてくる。
 
・フェイリス、ルカ子ルートはその最たるものかと。もっといえば、話の中でもっとも物語が進んでいないのがここ。閑話休題といった内容。ギャルゲっぽいといえばそうなんだろうけど、私はギャルゲユーザではないからなぁ。ゴメンなさい。
・話が再び動き出すchapter9はおもしろかった。これまでの陰謀の裏側がわかり。店長があんな風に関わっていたのかとか、綯があんなことするなんてとか。ここをもうちっと膨らました話にしていれば、かなりポイントが高かったかも。ギャルゲユーザ的にはポイント落ちてただろうけどw
・もうちっと上手く伏線回収して、論理を繋げることができれば、もうワンランクおもしろいものになってたよね。
・んで、まゆり、紅莉栖ルート。まゆりはそのまま一直線でgoodendへといったイメージ。むしろエンディングあたりでもうちょっと引っ張ってもよかったかなと思った。折角、あれだけ苦労してつかんだ未来なのだから、楽しみたいと思うのが人情かと。
・紅莉栖ルートは紅莉栖を助けるのかと思ったら、そのままいったのは吃驚した。
 
・true endはextraルートみたいなイメージだなぁ。あまりにもそれまでのストーリーから断絶しすぎている。
・断絶していることを前提でいうと、おもしろかった。
・ただ、それは単独の話としてみた場合で、シュタゲのラストを飾るにしてはあまりにも独立しすぎている。
・そこからすると、軽い消化不良感がある。本当に全員幸せになったのか、むしろ全員不幸になっただけなんじゃないのか。
・不満はあるなぁ。本編はもっときっちり終わりを描いてほしかった。
 
・話の話は以上。攻略の話。
・攻略に関してはいうことないなぁ。ただ、カスであるというだけ。
・こんなもんゲームでもなんでもないわ。
・いい始めると、いろいろいいたいことがあるけれど、メールに返信するときのヒントの無さが最悪。どのキーワードに対して返信するだけでどうやって攻略しろってんだ。
・これなら一本道ゲーでよかったんじゃないかと思う。
・真面目にプレイした人は偉いけど、馬鹿だ。
 
・考察的に。
・シュタゲはメタ的なギャルゲかな。岡部倫太郎がリアルギャルゲ攻略を行っていくのを、プレイヤーがメタ的な視点で覗いていく。
・タイムトラベルものではないけれど、岡部倫太郎がやってることって、428でプレイヤーがやっていることと同じなんだよね。過去の因果を再構成して、自分の理想通りに未来を改変する。
・これも別にギャルゲで先駆者的作品があるんだろうけど。詳しくないので知らない。
・システムとか、ゲーム性とかをみると、428と比べてちゃっちーよなーとか思ってしまった。なまじやっていることが似ているだけに。
・もっとDメールを駆使して、自由に過去改変をできるとおもしろかったかも。プログラムがかなり大変だっただろうけどなw
 
・理系青春ものとしてはこれでいいんじゃないかなー。ガジェットとかも取り入れて、どうにか格好イイ風に仕上げたのは上手いと思う。
・だけど、欠点も多いし、そこまで評価は高くならないかなぁ。と思ったりする。
・ギャルゲ嗜好の人じゃないから、キャラで評価はしないのよね。
・しかしツンデレは苦手だと再認識したな。紅莉栖のデレが出て、典型的になった途端に拒否反応が出たもんな。
・私のツンデレ嫌いはfateからです。
・なんでヲタはそんなにツンデレが好きなの。馬鹿なの、死ぬの。
 
・予想通り長くなったが、ここまで長くなるとは思わなかったwww
twitterだったら、文句が出ているところだなwww