「うみねこをなく頃に」への不満をつらつらと書いてみる

うみねこのなく頃にEpisode3真相解明読本

うみねこのなく頃にEpisode3真相解明読本

 前に竜騎士07が残虐な描写を描いたことに対して非難したが、それに加えていくつか書き加えたいことがある。いまはep3の中盤。「うみねこのなく頃に」はつまらんねぇ。
 
 ここからは「うみねこのなく頃に ep3」及び「ひぐらしのなく頃に」に関するネタばれが含まれている可能性があります。それを了解したかたのみお読みください。
 
 
 ep2からもう少し時間を置いてもよかったのだけれど、時間を置くとやらなくなりそうなので、すぐにプレイしはじめてみた。
 
 ちょうど前に非難したベアトの悪行を、新しいベアトリーチェの悪行をみて、改心したところ。そのままがしがしやって、凄惨な殺人を目晦ましにして迫力だけでいくのかとも思ったが、さすがにそうはいかずに改心の方向へ。
 割とこういう作品はよくあるよね。悪い敵がでてきて、わーきゃーやって、それより悪い敵が出てきて、嗚呼、私はこんなに悪いことをしていたのか、すいません。
 そういう作品は得てして目晦ましでおもしろくみせようとみせているだけだから性質が悪い。私はそういう作品は評価しませんとも、気分が悪いだけだから。別にそんなの書かなくても作品は描けるから。無理な人はいるけれど、竜騎士07ができないことはないと思う。
 
 あと、戦人が人の死を玩ぶなというようなことをいっていたけれど、自分たちもゲームとして楽しんでいるじゃん。
 ミステリは関係する全員が殺人現場に居合わせ、自分も殺されるかもしれない緊張感が、探偵役も含めた登場人物全員にあるからこそ、おもしろいと思っている。
 うみねこにはそれがない。殺人の危機があるのはゲーム盤の上の戦人たちで、ゲームをしている戦人にはペナルティはあるんだろうけど、危機感は薄い。あれをみると、なんとなく歪さを感じる。ミステリを読んだり、観たりしている自分ってこんな感じなんだろうな。
 最初はもっと物語を読ませろ。手前らの推理はどうでもいいんだよ。なんて思っていたけれど、もう慣れた。
 ep1は舞台上の視点だったけれど、ep2からは客席の視点になっているということは、これは既にミステリではないんだろうな。本格ミステリじゃないという意味ではなくて、伝えたいことが既にミステリの形ではない。
 
 しかし、これはアニメ化できるのかねぇ。ep1はともかく、ep2とep3については描けないことだらけだよ。映像化したら一発で偉い人からクレームがついちゃいそう。だからといって、違う内容を放送して大丈夫なのかってところもあるし。この辺りはアニメスタッフの手腕が問われるところでしょうか。うみねこに関してはその辺りはガチでやばいと思う(私が苦手なだけなのかなぁ)。
 
 ep3に入って、ロノウェがでてきて読みやすくなったと思ったら、新しいベアトリーチェが出てきて、飯を食おうと思ったらまた凄惨なシーンがはじまって(何か恨みでもあるのか?)、ベアトが改心したちっくでちったぁ読みやすくなるかなという今日この頃。
 もうゲームの流れを読みながら、飯をつくりたくはないで御座います。本当に胃の具合が悪くなりそうなんだから。そういう描写はもういれないでっ!
 というのは冗談だけど、目晦ましはもういらないとは思う。描きたいことはなんとなくわかるから、布石はきっちりふって、やりすぎないくらいにしていただきたい。おもしろいかと聞かれたら、いまはつまんねぇ。気持ち悪いだけ。毎回買ってたら、ep2でやるのをやめてたろうなぁ。ep4もすぐにやるはめになりそうだ。