大場つぐみの出世作を読んだよ!

とっても!ラッキーマン 1 (ジャンプコミックス)

とっても!ラッキーマン 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。のヒロインが無個性であることの意味 サイオンジ探偵社
 最近ラッキーマンを読んだ身からすると、どうしても美保の内面は実は黒そうだよなぁと思ってしまう。ラッキーマンの見代とです代の描きかたは上手い。あと、スーパースターマン。ラッキーマンを博打マンガである視点でみると、デスノートと似たようなところはあるのかなと思ったり、思わなかったり。
 あと、美保の個性がないということだけど、たぶん、ガモウ絵だったら個性があるように思われ。ガモウ絵みたいな簡略化した絵だと気にならなくても、小畑絵みたいにかなり書き込んでしまうとキャラクターもそれなりにリアリティを持たせないと成立しない。まぁ、大場つぐみさんがそこまで考えが至らないとは考えにくいから、わざとなんだろうけど。
 個人的にはガモウひろし大場つぐみはスタンダードなヒロインを描くことができないに一票。だって、ラッキーマンであれだけひねくれたヒロインを書いたんだよ。いまさらスタンダードなヒロインなんて書けるかなぁ。