来年公開の劇場アニメの多さから、劇場アニメの今後を妄想する

「涼宮ハルヒ」、「トライガン」劇場公開決定 映画化発表続く | アニメ!アニメ!
 まずは来年に公開される劇場アニメが20本を越えそうだという話。詳細は上記リンク参照。エヴァサマーウォーズといったキラーコンテンツがあった今年と違い、来年は粒が小さい作品が多いながらも、作品の多さは目を引く。
 個人的に観にいきそうなのは、「涼宮ハルヒの消失」、「ルー=ガルー」、「”文学少女”」 くらいか。スタジオジブリ新作が何気に気にはなるけれども、高畑勲×竹取物語ならば観にいくかもしれない。
 
 作品数が多すぎて吃驚するけれども、今後もこの流れは続くんだろうなぁ。個人的には絶対に採算が取れないであろうと思っていた「空の境界」が商業的に成功しているみたいな話を聞くぐらいだから、やりかたさえ間違わなければ、成功する可能性は高いんだろう。
 要するに潜在的な顧客をどこに絞って、どれだけきっちり映画館に足を向けられるか。ドラえもん、コナン、ポケモンジブリなんかの子ども向け作品以外は映画の興行だけじゃなくて、DVD販売含みでの興行だから、どれも規模としては小さいものになるだろう。
 これは新手のOVAなんだろうな。いちおう劇場アニメとして公開はするけれども、全国で数館だけとか、関東、関西圏に1館ずつとかにして、「劇場アニメ」という肩書きをつけることで、最低限の値段を払うだけの品質を保証した上でDVDを売りさばく。
 「空の境界」にしてもそうだけど、公開している映画館の数やPS3で放映していたなんて話を聞くと、本気で映画館でみせようと思っているとは思えないもんなぁ。
 
 別にきっちり売上を出せるならば問題ないんだろうけど、なんかこのリストをみていると、パチンコみたいにコンテンツを乱発している印象がでてきて、ちと不安になるところです。